多文化共生型の減災社会づくり実践研修に参加。
2月5日に【多文化共生型の減災社会づくり実践研修_高知県黒潮町】に参加しました。
1月7~8日にかけて話し合い企画した、大方高校の生徒さんと取り組む「黒潮町在住外国人向けワークショップ」の本番が行われました。
今回は当社の新入社員と2名で参加してきました。
午前中はこれまでの復習、午後から行うワークショップの最終打ち合わせとリハーサルを行いました。
どのようにすれば、外国人の方に減災の大切さが伝えられるのか、楽しく取り組んでもらえるのか・・言葉の壁はどうしていくのかなど、多くの意見を交わしました。
午後は、いよいよ黒潮町在住の外国人の皆さんと共にワークショップを行いました。
一生懸命に伝えようとする高校生の皆さん、真剣に取り組んでくれる外国人の皆さん、そして温かく見守る参加者の皆さん・・想いが一つになって真剣に、でも楽しく取り組むことができました。
最初はお互いに緊張し、ぎこちなかった会場が最後は一つになったように感じました。
当初の目的の「減災について学ぶ」ことは当然ですが、それだけには留まらない貴重な時間となりました。
大人の私たちでも上手に説明できるか不安ですが、高校生の皆さんは立派に説明し、とても頼もしかったです。
そして、防災・減災に対する知識も豊富で驚きました。
手助けどころか、多くのことを学ばせてもらいました。
しかし、感想を話し合うときにも意見としてあがった「楽しいだけで終わらせてはいけない」という言葉も、とても胸に刺さりました。
「きっかけ」となるためには、楽しんで行うことはとても大切で、興味を持ってもらわないと始まりません。
その意味では、大成功だったと思いました。
ただ、これを「楽しいだけで終わらせてはいけない」ためにも、この経験を持ち帰って今後に活かしていく必要があると学びました。
当社の新入社員にとってもとても良い体験だったと思います。
最初は、社会人としての初めての社外活動に手持ちぶさたでしたが、最後はイキイキとした表情で取り組んでいました。
このような素敵な輪の中に入れていただき、とても貴重な体験となりました。
今後のSDGs達成に向けた活動に活かしていきます。
JICA四国、黒潮町、えひめグローバルネットワーク、LS四国の皆様、四国EPOの皆様、関係各所の皆様、大方高校の生徒の皆様、本当にありがとうございました。
【多文化共生型の減災社会づくり実践研修_高知県黒潮町】とは・・
JICA「NGO等活動支援事業NGO等提案型プログラム」として実施している本研修では、世界や地域で防災や災害支援に携わってきた講師を招き、国内外の減災や多文化共生の方法を学びます。
四国各県においてそれぞれ想定される災害や、地域の在住外国人の状況に合わせ、ふさわしい防災・減災教育を一緒につくり、在留外国人向けワークショップを実施しています。
今回は、高知県黒潮町で研修・ワークショップを開催します。
(出典:えひめグローバルネットワークWEBサイト)
単に「減災」について学び、意識するだけではなく、黒潮町に住む外国の方にも「減災」について意識してもらい、一人でも多くの人を震災から守るための研修でした。
また、そのワークショップを「高校生」と共に創り上げていくという素晴らしい試みでした。
それはまさしく「誰一人取り残さない」のSDGsの根本に触れ、多くの達成目標に属するミッションだと感じました。
ローカルSDGs四国
https://ls459.net/
えひめグローバルネットワーク
http://www.egn.or.jp/
四国EPO
https://4epo.jp/
JICA四国
https://www.jica.go.jp/shikoku/
黒潮町
https://www.town.kuroshio.lg.jp/
大方高校
https://www.kochinet.ed.jp/ogata-h/